『Star Wars:The Force Awakens』
2015/米 上映時間136分
監督:J・J・エイブラムス
脚本:ローレンス・カスダン
J・J・エイブラムス 他
製作:キャスリーン・ケネディ
J・J・エイブラムス 他
製作総指揮:トミー・ハーパー
ジェイソン・マクガトリン
撮影:ダン・ミンデル
音楽:ジョン・ウィリアムズ
キャスト:デイジー・リドリー
ジョン・ボイエガ
オスカー・アイザック 他
99点
"次世代へのバトン"
ありがとう、J・J・エイブラムス。
自分とスター・ウォーズの関係を話すと長くなるので割愛。
ざっくり言うと、初めての出会いはVHSで観た旧三部作の特別篇。
で、初めて劇場で見たスター・ウォーズ(以下SW)は99年公開の『スター・ウォーズ EP1/ファントムメナス』。
いわゆる新三部作世代と言われる、そのど直撃な者です。
思い出と思い入れを語り出すとだらだら長くなる上、今回の待望の待望の待望の新作『フォースの覚醒』の魅力の本質はそこに留まらないものなので、もうストレートに言ってしまえば最高の最高でありがとうのありがとう。
何が最高か。
新キャラ達のあふれんばかりの魅力。
ここがまず素晴らしい。
あえて一つだけ。
レイとフィンの出会いから生まれる瑞々しい青春映画感。
ここが本作の大きな魅力の一つなのは間違いないです。
今劇場で計6回観ているのですが(7回目のチケットも予約済み)、なんでこんなに観てるのかと聞かれたらスター・ウォーズだからとバカな返答も出来ますが、いやいや、この新キャラ二人が織りなすアンサンブルが最高に良いんです。
仮に本作がスター・ウォーズでなくとも相当観に行ってることでしょう。
例えば、レイとフィンが惑星ジャクーで出会い、追っ手からファルコン号(!)で逃げるチェイスシーン。
ここでの二人の連携、そして何と言っても逃げ切ったあとの互いの健闘を称え合う褒め合い。
んもう、最高に良いんだけど。
若い男女が出会えば物語が生まれる。
いわゆる真っ当ボーイミーツガールをスター・ウォーズで描く。
実に見事な仕事だし、新たな世代が活躍するこれからの三部作にぴったり。
ローレンス・カスダンの脚本、役者の演技(デイジーちゃん!!)、そして光るJJの手腕。SFであること異常にこの要素でJJの腕が光っているのではとすら感じました。
今作を観てまず感じたことは、大きな愛と大きな覚悟。
愛は、旧三部作をベースにしたお話と散りばめられた引用、ではなくて、前述の新キャラの魅力。
古参ファンを喜ばせてシリーズを延命するのではなく、新キャラを魅力的に描き、新キャラへバトンタッチをする。
そこに愛と、覚悟を感じました。
ただ、そこで文字通り”バトン”的な役割を果たすのが、『シスの復讐』でアナキンが使い、オビワンの手を介してルークに渡ったライトセーバー。
過去作の引用ではなく、とはいいつつ、そりゃ盛り上がるよ。
話は尽きません。
とりあえずあと3回観よー。
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