2015年7月30日木曜日

悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46


悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46
2015/日本 上映時間
監督:丸山健志
企画:秋元康
製作:村松俊亮
北川謙二 他
エグゼプティブプロデューサー:窪田康志
プロデューサー:石原真 他
音楽:スズキマサヒロ
撮影:神戸千木

キャスト:乃木坂46


86点






”アイドル版『セッション』”




昨年『超能力研究部の3人』を観て以来すっかり乃木坂46のファン。
元々AKBドキュメンタリーはグループの年次報告的に楽しんでいたのですが、乃木坂ちゃんに関しては完全に活動を逐一追っかけてます。この前出たアルバムも買いました。あはは。

ただ、仮に特別ファンではない人が今作を観ても、きっと何か思う所があるはず。
それはアイディアの妙にあり。

2015年7月25日土曜日

『進撃の巨人 ATACK ON TITAN』を試写で観た。




先日実写版『進撃の巨人』こと、『進撃の巨人 ATACK ON TITAN』を試写にて鑑賞して来たのでちょっとした雑感を。

正直な気持ち、鑑賞前は期待半分、不安半分。
というより7割不安な気持ちでいました。
なまじ去年一昨年『GODZILLA ゴジラ』『パシフィック・リム』を観ていないですよ。
恐らくそんな気持ちの方も多いと思います。

鑑賞しました。
安心してください。
実写版『進撃の巨人』大丈夫です。めちゃくちゃ面白かったです。

心配は映画序盤の巨人残酷ショーで杞憂に終わりました。
巨人、人間、食べまくります。良い顔した巨人がもりもり食べまくります。

仮にハリウッドが『進撃の巨人』を映画化していても、もちろん手堅く面白い作品にはなっていたでしょう。
ただ、恐らくその場合巨人はフルCGで描かれるはず。
それではダメだ、それではいけないと、今回の樋口版『進撃の巨人』を観て確信しました。

”巨人”の肝は補食描写。巨人が人間を食べるその行為に血が通っていないとダメ。
つまり、巨人の胃袋を感じたいんです。
その点、間違いなくCGよりも生身の人間を使った特撮の方に分がある。
生身の人間が人間を食す圧倒的説得力。

巨人の顔も良いです。
限りなく人間に近い、でも微妙に人間とは異なる違和感のある顔をした人が半笑いでのそのそとこっちに向かってくる恐怖。例えば目のパーツだけ異常に小さいとか。これはもうホラー的な気持ち悪さ。

そんなナイスな巨人達が人間達を食い荒らす地獄絵図。
食いちぎって引きちぎって食べまくります。
腕はもげるわ足はもげるわでもう最高です。
個人的に諏訪太郎さん絡みのとあるシーンがもう最高なので要チェック。
食う、と言えば今作人間の食事描写も必見。
食事を分け与える、粗末にするといった食事描写での各人のキャラの掘り下げはもちろん、リンゴの使い方も要チェック。


ほんのりネタバレ。
脚本も溜めが効いててカタルシス倍増。
中盤のとあるシーンでは起こっていることのあまりの展開にもう笑うしか無い。
溜めて、溜めて、溜めて、最後に待っているのが”サンダ対ガイラ”!!
ここでの鷺巣さんの劇伴もストレートにアガる!!
煽りのショットもあったりしてケレン味もバッチリ。

本作は、間違いなく怪獣映画でもある。
巨人に立ち向かう調査兵団の面々を新兵と見れば戦争映画でもある。
そして、現行国産特撮の底力を見ることが出来る映画でもある。

観た後ならば何だって言える後出しじゃんけんになってしまうんですが、そもそも座組を見れば一定以上のクオリティは保証されていて当たり前。
平成ガメラで特技監督を担当した樋口監督、映画評論家であり、特撮への造詣も深い町山さん、『ヱヴァンゲリヲン』でめちゃくちゃカッコいい劇伴を作ってた鷺巣さん。


樋口さん仕事で平成ガメラを除くとしたら、間違いなく今作が樋口監督の最高傑作であることは間違いないと思います。



本作は間違いなく怪獣映画でもある。怪獣学入門!!



これは余談。
中盤でのある巨人の倒し方。
あれは原作にあるのか、それとも『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』のアレなのか。


2015年7月21日火曜日

人を怠惰にさせるサービス -Apple Musicがとんでもない


噂になってるApple(本当はリンゴマーク)Musicを試してみたら、これがとんでもないサービスで驚いた。
どんなサービスかをざっくりと言うならば、CDショップがそっくりそのままネット上に表れた、そんな感じ。しかも店頭に並ぶCD全曲フルサイズで試聴可能の。
本当にレコ屋でディグしてる感覚がネットで味わえます。これはいけない。

しかも、そこにいるスタッフも皆有能。
お客に合わせた素敵なプレイリストなんてのも用意してくれていて、どれどれ聴かせてみ、お!?いいじゃないか。違うのもあるのかい?どれどれ…ん!?いい、いいじゃない!!

これはいけません。
己の足で探して、せっせかせっせか作ってこそのミックステープ。プレイリスト。
今月号のPOPEYEでもミックステープ特集をやっていましたよ。

ただ人は、一度その便利さに触れるともう元には戻れない怠惰なもの。
もう抗えない。

試しにスティーリー・ダンを検索してみると、出て来たのは何と楽曲がサンプリングに使われて曲達のプレイリスト。
ヒップホップ界隈で無数にサンプリングされているとは聴いてましたけど、まさか集めてくれているとは。





凄いです。
ネット環境があればもうストリーミングでそのまま聴けるので、データを移すまでもない。これはいけない、これはいけない。
お店のBGMなんかはこれがあれば便利なんじゃないのかな。

ただ、ただです。
私は未だにパッケージ主義者なので、気に入ったものはおもちゃでもCDでもDVDでも手元に置いておきたい。
やっぱり嬉しいじゃないですか、ものが手元にあると、というあいまいな話。

確かにこのサービスはとつもなく魅力的です。
現に今もここから音楽を流しながら文章を書いてます。凄く楽しい。
しかし、実際にレコ屋に足を運ばなければ生まれない出会いというものがこの世にはあるんです。

これがそれだ…!!




モンドが突然発売した『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』Awesome Mix Vol.1のアナログ盤、Tyler Stout氏デザインのスクリーンプリントの一枚一枚が一点ものの超レア音源!!
ジャケからインクのいい匂いがします。

しかも盤がオーブの断面柄。
完全なるコレクターズアイテム。

在庫は今市場に出回っているもののみだそうです。
物凄くお高かったですが、買いました。
愛だろうが。






Apple Music確かに凄い。
でもこういう出会いを求めて今日も私はディスクユニオンへ足を運ぶ。



2015年7月17日金曜日

コングレス未来学会議


The Congress
2013/仏・似 上映時間123分
監督・脚本:アリ・フォルマン
アニメーション監督:ヨニ・グッドマン
撮影:ヨハウ・エングレルト
編集:ニリ・フェレー
音楽:マックス・リヒター
原作:スタニスワフ・レム「泰平ヨンの未来学会議」

キャスト:ロビン・ライト
ハーニー・カイテル
ポール・ジアマッティ
ダニー・ヒューストン 他

90点



”気持ちまでは支配出来ない”




シネマカリテにて鑑賞。
観終わったあと、ラストのロビン・ライトの選択に気持ちが沈み込んで、でもあれは幸福な終わり方でもあると思い直して、でも、でも、と気持ちが行ったり来たり。

間違いなく言えるのは、なんてへんてこな映画なんだ。

2015年7月12日日曜日

Guardians Of The New York


去年あれだけ熱狂し、未だに微熱が続いているような状態の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』への愛。
これはもう婚姻であると自分では思っています。愛することを誓います。
何言ってるか分からないですか?
私も分かりません。

これだけ熱狂が続く理由には、やっぱりサントラの力が大きい。
未だにヘビロテ。聴かない日は無いと言っても過言ではありません。

そんな「Awesome Mix Vol.1」
街中で聴くと気分はさながらスター・ロード。
踊り出したい気分を必死の気持ちで抑えてる訳ですが、そんな欲求を擬似的に体験出来る素晴らしい動画がありました。







見ているだけでハッピーな気分になれる動画。
この手の動画を観て思うのは、ニューヨーカー達のダンススキルの高さ。
簡単にリズムに乗れるぐらいの踊りは練習しておこうかな。

2015年7月11日土曜日

海街diary


海街diary
2015/日本 上映時間126分
監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:菅野よう子
撮影:瀧本幹也
原作:吉田秋生「海街diary」

キャスト:綾瀬はるか
長澤まさみ
夏帆
広瀬すず 他


100点





”日常こそが喪の途上”




封切り初日に既に2回鑑賞。
それからあれよあれよと数回観て、先日鎌倉に行った次の日にも観て(本当はその日に観たかった)、計5回鑑賞しています。

普段滅多に漫画は読まないのですが、父に勧められたのかどうだったか経緯はよく覚えていないのです、が今作はなぜか気に入っていた原作ファン。

そんな「海街diary」を是枝監督が撮るとのアナウンスを聞いた時、喜び以外の感情はありませんでした。その喜びは、監督の映画化への意気込みを語る短い文章で確信に変わり、そして鑑賞。

『海街diary』、大傑作でした。

「海街diary」成功の鍵は、あの四姉妹が魅力的に描かれていること。
それを易々と超えて、さらにその奥へと踏み込むこの映画の懐の深さと力強さに溜め息。

2015年7月10日金曜日

鎌倉の匂い


鎌倉に行ってきた。
お目当てはもちろん『海街diary』の風景を生で感じること。
あと生しらす丼。

天気は雨。
まあまあ、映画でも印象的な雨のシーンはあったし、雨の鎌倉なんて情緒があっていい。
横須賀線から雨の車窓を眺め、「すずちゃんの鎌倉さんぽ」でこれから行く場所に目星をつけてながら、一時間程で鎌倉に到着。

平日だし、雨だし、そんなに人なんかいないだろうと思っていたら、鎌倉駅には既に沢山の人。海外からの人も多くいる。『海街diary』のポスターも至る所に貼ってあって、立派な観光地だ。
作品から勝手に日常の鎌倉を身近に感じていた身としては、少し悲しい。

江ノ電に乗り、極楽寺駅で下車。
作品で幸田家の最寄り駅になっているところ。
恐らく同じ目的で来ているのであろう、いいカメラで駅の写真を撮っていた方と目が合い、笑顔で会釈。
極楽寺でお賽銭を投げ、すずが雨宿りをしていた赤い屋根の導地蔵を通って成就院へ。
そこから坂を下り、道中で釜揚げしらすを買いながら、海へと出る。

この海が大しけ。
しかも海沿いは『海街diary』というより、どちらかと言えばテラスハウスなサーファー感に溢れていて、どこかよそ行きな雰囲気。
さっきまでいた極楽寺周辺には下校途中の小学生もいたりしてすごく雰囲気がよかっただけに、この海沿いにそこはかとなく漂う”オシャレ”な空気に疎外感を感じる。
なんだかなぁ、山沿いに行きたいなぁと思いつつ、大しけの海に悪戦苦闘しているサーファーを眺めながら生しらす丼をビールで流し込む。

鎌倉駅に戻り、佐助稲荷神社に行こうと住宅街の中を歩く。
途中、突然表れたカフェであんみつを食べて(この白玉が今まで食べた白玉のなかで一番もちもちしてた)、トンネルを抜けて、さらに歩く。結構歩く。

辺りは完全に住宅街。
すると、どこからかカレーの匂いが。
時間は六時過ぎ。夕飯の匂いだ。

この匂いが頭の中で自分の普段の生活と繋がる。
鎌倉駅の観光地加減と、海沿いのオシャレな雰囲気に勝手に切なくなったりしたけども、どんな場所にも生活はあるんだと、思いがけず『海街diary』を感じられたことに少し嬉しくなる。

そこからずんずん歩き、突如表れる鳥居。
薄暗い坂道を上っていくと(これがかなり怖い雰囲気)、表れた佐助稲荷神社。
上った先には別ルートが。これがかなりきつい。足を泥だらけにしながらなんとか下山。
その道中、偶然通りかかった銭洗弁財天でお金を洗い、へとへとになりながら鎌倉駅へ。駅前で鎌倉カスターを買い、耐えきれず駅のホームで一つぱくつき、帰りの電車を待つ。

帰りの電車。
あのカレーの匂いを思い出しながら、また『海街diary』の日常を想像してニヤつく。
ならば、鎌倉から離れたことだし、自分も普段の日常に戻ろうと、その足でレイトショーで『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』の2回目を観てから帰りましたとさ。






2015年7月4日土曜日

きみはいい子


きみはいい子
20115/日本 上映時間121分
監督:呉美保
脚本:高田亮
製作:星野秀樹
音楽:田中拓人
撮影:月永雄太
編集:木村悦子
原作:中脇初枝

キャスト:高良健吾
尾野真千子
池脇千鶴 他

90点





"他者と関わることの限界と可能性"




テアトル新宿にて鑑賞。
上映終了後、涙が落ち着いたのを待って劇場を出ると、階段に展示されていたスチール写真でまた涙がこみ上げてきて、新ピカのトイレに駆け込むというこの有様。

人の人生に関わる難しさを感じながら、どうにもならないことを目の前にして、それでも抱きしめられたり、肩を叩かれたり、背中を撫でられたりすると、少しでも痛みが分かち合える気がする。

とても優しい映画でした。
とてもいい映画でした。

2015年7月2日木曜日

新宿スワン


新宿スワン
2015/日本 上映時間139分
監督:園子温
脚本:鈴木おさむ
水島力也
製作:山本又一郎
音楽:大坪直樹
撮影:山本英夫
編集:掛須秀一
原作:和久井健

キャスト:綾野剛
山田孝之
沢尻エリカ 他

40点




”1/5だもんねそうだよね、とはならない”





園子温作品なのに、全く食指が伸びなかった今作。
ただ一位になったのだから行くかと劇場へ。

つ、つまらない。
だ、ださい。
そうだよね、今年5本も新作撮るからしょうがないよね、とはならないぞ!!
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