『麦子さんと』
2013/日本 上映時間95分
監督:吉田恵輔
脚本:吉田恵輔
仁志原了
挿入曲:松田聖子『赤いスイートピー』
キャスト:堀北真希(小岩麦子)
松田龍平(小岩憲男)
余貴美子(赤池彩子)
温水洋一(井本まなぶ)
麻生裕未(ミチル)
80点
"二人を繋ぐ、赤いスイートピー”
鑑賞は去年、年の瀬も押し迫った12月28日。
『ばしゃ馬さんとビッグマウス』も最高だったし、吉田監督の作品を年にふたつも観れる何てと、ウキウキ気分でテアトル新宿に向かった訳ですが、これが良くてですね、年末の慌ただしい新宿の街をニコニコで歩く帰り道でした。
耳に流れるのはもちろん、赤いスイートピー。
鑑賞中に真っ先に思ったことは、なるほどこれは『あまちゃん』に通ずるものがあるだと。
『あまちゃん』の天野アキとその母春子さんにクローズアップして、90分に凝縮させたらこんな感じになる、気がする。
松田龍平も出てるし。
つまりどういうお話かと言うと、母の生きた軌跡を巡り、母の人生を知り、過去と現在が一つに繋がる。
そんなお話。
最大の共通点は、過去と現在を繋げる役割を担う要素が”アイドル”と言う点。
物語の主人公麦子さんは、母の死をきっかけに彼女の故郷へと向かいます。
そして、母の故郷で過ごしてるうちに、今まで知らなかった母の人生を知り、麦子さんの中にある止まっていた時計、母との時間が再び動き出すんです。
自分と同年代の時の母の話を聞き、母になる前の彼女が登場するあたり、もの凄く表面的ですが『あまちゃん』ぽい。
そして、ふたりを繋ぐもう一つの大きな要素となるのが、松田聖子の”赤いスイートピー”ですよ。
余貴美子さん演じるお母さんが、料理を作りながら”赤いスイートピー”を口ずさみます。
彼女が昔、アイドルを目指していた時に、地元のお祭りで披露した曲。
その曲がラスト、娘である麦子さんが東京に帰る際に流れる演出。
それまでのタメも効いてもう反則。
静かに涙を流してしまいました。
これは『あまちゃん』で、鈴鹿ひろ美が「潮騒のメモリー」を遂に自分の歌声で歌い、その瞬間、その役目を終えたかつての春子の姿、有村架純が消えた演出同様、過去と未来を一つの曲が繋ぐ演出じゃないか。
私、こう言うのに弱いんですよ。
『ばしゃ馬さんとビッグマウス』も最高だったし、吉田監督の作品を年にふたつも観れる何てと、ウキウキ気分でテアトル新宿に向かった訳ですが、これが良くてですね、年末の慌ただしい新宿の街をニコニコで歩く帰り道でした。
耳に流れるのはもちろん、赤いスイートピー。
ミズタク!もとい、麦子さん兄 |
鑑賞中に真っ先に思ったことは、なるほどこれは『あまちゃん』に通ずるものがあるだと。
『あまちゃん』の天野アキとその母春子さんにクローズアップして、90分に凝縮させたらこんな感じになる、気がする。
松田龍平も出てるし。
つまりどういうお話かと言うと、母の生きた軌跡を巡り、母の人生を知り、過去と現在が一つに繋がる。
そんなお話。
最大の共通点は、過去と現在を繋げる役割を担う要素が”アイドル”と言う点。
物語の主人公麦子さんは、母の死をきっかけに彼女の故郷へと向かいます。
そして、母の故郷で過ごしてるうちに、今まで知らなかった母の人生を知り、麦子さんの中にある止まっていた時計、母との時間が再び動き出すんです。
自分と同年代の時の母の話を聞き、母になる前の彼女が登場するあたり、もの凄く表面的ですが『あまちゃん』ぽい。
そして、ふたりを繋ぐもう一つの大きな要素となるのが、松田聖子の”赤いスイートピー”ですよ。
余貴美子さん演じるお母さんが、料理を作りながら”赤いスイートピー”を口ずさみます。
彼女が昔、アイドルを目指していた時に、地元のお祭りで披露した曲。
その曲がラスト、娘である麦子さんが東京に帰る際に流れる演出。
それまでのタメも効いてもう反則。
静かに涙を流してしまいました。
これは『あまちゃん』で、鈴鹿ひろ美が「潮騒のメモリー」を遂に自分の歌声で歌い、その瞬間、その役目を終えたかつての春子の姿、有村架純が消えた演出同様、過去と未来を一つの曲が繋ぐ演出じゃないか。
私、こう言うのに弱いんですよ。
母の当時の姿と一人二役。これがまた良い。 |
他の方も沢山話題にされてるんですが、これは言及しない訳にはいかない。
麦子さん役の堀北真希がめちゃ可愛い。
コンビニで兄と立ち読みをしながら母の動向を探ってるシーン。
妹が兄の肩を殴るあの感じ、もう、なんか、たまらん。
本当に監督分かってらっしゃる。
『純喫茶磯辺』の仲里依紗、『さんかく』の小野恵令奈、『ばしゃ馬さんとビッグマウス』の安田章大。
しっかり役者さんを映画内に納めてる辺り、吉田監督は役者さんの使い方、撮り方が本当に巧い。
間違いなく現時点での堀北真希の代表作でしょう。
麦子さん役の堀北真希がめちゃ可愛い。
コンビニで兄と立ち読みをしながら母の動向を探ってるシーン。
妹が兄の肩を殴るあの感じ、もう、なんか、たまらん。
本当に監督分かってらっしゃる。
『純喫茶磯辺』の仲里依紗、『さんかく』の小野恵令奈、『ばしゃ馬さんとビッグマウス』の安田章大。
しっかり役者さんを映画内に納めてる辺り、吉田監督は役者さんの使い方、撮り方が本当に巧い。
間違いなく現時点での堀北真希の代表作でしょう。
余貴美子さんの佇まいは本当にお母さん |
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