2015年10月17日土曜日

アントマン(字幕/吹替2D)


Ant-Man
2015/米 上映時間110分
監督:ペイトン・リード
脚本:エドガー・ライト
ジョー・コーニッシュ 他
製作:ケビン・フェイグ
製作総指揮:ルイス・デスポジート
アラン・ファイン 他
原案:エドガー・ライト
ジョー・コーニッシュ
撮影:ラッセル・カーペンター

キャスト:ポール・ラッド
エバンジェン・リリー
マイケル・ダグラス 他

90点




”ヒーロー+ケイパーもの+親子もの=!!”




公開初日。ユナイテッドシネマ札幌にて鑑賞。

本当なら本州に帰っていつものTOHOで観る予定だったところ、帰りの飛行機を電車の人身事故で逃し、棚ぼたの滞在延長。結果、二年連続でマーベルの新作を北の大地で観ることになりました。
去年観たのが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
これがその年のベストどころか、生涯ベストにも入るぐらい大切な一本に。
北の大地で観る『アントマン』もまた最高でした。
北海道で観る映画に外れなし。
『スター・ウォーズ フォースの覚醒』も北海道で観ようかなぁ。








小さくなったり大きくなったり。
他のアメコミ映画の戦いの規模が大きくなる一方で、小さくすることで新鮮さを生み、小さくすることで生まれるギャップで笑いも生む。
素晴らしく気の利いた気持ちの良い作品でした。

ケイパーものである点も凄く魅力的。
映画中盤はチームを組み狙った獲物を奪うチーム強奪のシークエンス。
このチームに加わる、マイケル・ペーニャ率いる3バカトリオがたまらなく良い…!!
落ち込んで帰って来たポール・ラッド演じるスコットに、ワッフルを振る舞い励ますペーニャ。話が脱線するペーニャ。凄く良いです。
個人的に好きなシーンは、計画の最中、一刻も早く逃げなくてはいけない場面で、制服を奪った警備員をしっかり助ける場面。
こういうキャラの描き込み、凄く好きです。ペーニャの行動含めて愛着が湧きます。

そして、強奪シークエンスの後は宿敵イエロージャケットとのバトル。
この構成も見事。
前述の大きくなったり小さくなったりバトルが最高に楽しい。
劇場の雰囲気もよくて、予告でお馴染みのトーマスの件は場内大爆笑でした。






脚本にクレジットされている通り、元はエドガー・ライトが監督する予定だった今作。
編集のテンポの良さ等、随所にテイストが残ってます。

主演を張るジャドアパトー・ギャングのメンバー、ポール・ラッドも最高です。
”初代アントマン”マイケル・ダグラスもいい味出してます。

そして何と言ってもマイケル・ペーニャ(またか)
ペーニャです。ちなみにブラックマヨネーズの小杉さんが担当している吹き替えもまた良し!!
声の相性を越えて、テレビで見る小杉さんの人柄と劇中のペーニャのそれがぴったりハマっていて、とても素晴らしかったです。

「父ちゃんは強制送還…。でもこのバンがある!!」






マーベル・シネマティックユニバース・フェイズ2の締めに位置づけられている今作。
世界観の規模を宇宙に広げ、この先のお話の途方も無い広がりを予感させつつ、最後は名も無き男の”小さな戦い”で締める。
これまでに流れとして、この部分にかなりの洒落っ気を感じて親指2本グっ。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は別格として、『アイアンマン』と並ぶぐらいに好きな作品になりました。



<あらすじ>
仕事もクビになり、養育費が払えないため最愛の娘にも会えないスコット・ラング。そんな崖っぷちのスコットに、謎の男ハンク・ピムから意外な仕事のオファーが届く。それは、体長わずか1.5センチになることができる特殊スーツを着用し、「アントマン」になるというものだった。選択の余地がないスコットは渋々ながらもアントマンとなり、人生をやり直すための戦いに乗り出す。

映画.comより






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