2015年9月12日土曜日

ナイトクローラー


NightCrawler
2014/米 上映時間118分
監督・脚本:ダン・ギルロイ
製作:ジェニファー・フォックス
シェイク・ギレンホール 他
製作総指揮:ゲイリー・マイケル・ウォルターズ
ベッツィー・ダンバリー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影:ロバート・エルスウィット

キャスト:ジェイク・ギレンホール
レネ・ルッソ
リズ・アーメッド 他

96点



”歩くビジネス書が夜を這いずる”




最低で最高のクソ野郎に感化されかけてしまった。
危ない危ない、映画って本当に危ない。

個人的には『ファイトクラブ』のタイラー・ダーデン、『ノーカントリー』のアントン・シガーと肩を並べるエクストリームな野郎でした。
ただ、彼等と比べて少しの人間臭さを随所に感じさせる辺りがニクい、最低、最高。

2015年9月7日月曜日

お盆の弟


お盆の弟
2015/日本 上映時間107分
監督:大崎章
脚本:足立紳
エグゼプティブプロデューサー:狩野善則
八木原末吉 他
プロデューサー:金森保
撮影監督:猪本雅三
編集:村石誠

キャスト:渋川清彦
光石研
岡田浩輝
河井青葉 他

80点




”「かっこ悪い」という最後通告”





K's cinemaにて鑑賞。
インディ製作でも、こういった良質な日本映画が観られると嬉しくなる!!

2015年8月31日月曜日

”永遠への挙手”に気付くために


先日、新宿K'sシネマにて『リンダリンダリンダ』を鑑賞。
何を隠そう、私、『リンダ』が世界で一番好きな映画でして。
不動の生涯ベストワン作品。


全シーン全カットつぶさに解説していきたい気持ちなんですが、今作で特に好きなシーンが、映画中盤、日が落ちて薄暗くなった土手を4人が等間隔で歩く様子をカメラの横移動で捉えたシーン。
それまでの流れから、ふっと映画のトーンが変わって、幻想的な瞬間が訪れる不思議なシーン。
ジェームズ・イハの劇伴も凄く印象的。

明日は本番。響子も大江に告白する準備も整えて、あとは曲を完成させて明日を待つのみ。
日の落ちた土手、等間隔で歩く4人。ソンが先頭になってるのがまた良くて、彼女達が歩く道がどこまでも続いてるように思える。終りは必ずあるのだけど。
ただ学校に向かって歩いているだけのシーンなんだけども、この瞬間は永遠のように思える。


溝口健二は『山椒大夫』の中で、カメラを何も無い海へと向けるパンショットを撮ります。
このパンショットに衝撃を受けたのが、批評家時代のゴダール。
海へと向けるパンショットに、どこまでも続く海に永遠の意味を持たせて、「“永遠”に手を振っているように美しい」と書いたのだそう。
その後自身の作品、『軽蔑』『気狂いピエロ』でこのパンショットを真似します。

自分のおぼろげな感覚に、タグ付けするように言葉を添える。
自分の感情にしっかり、ふさわしい言葉を見つける。
何も無い水平線へのパンショットを「永遠への挙手」と感じ取るには、何が必要なのか。


『リンダ』初見時、なんで自分がこのシーンに気持ちがざわついているのかさっぱり分かりませんでした。
ただ凄いとは思った。それを言葉に出来なかった。
ただ、土手を歩くだけのシーンにしっかり衝撃を受けることが出来た10年前の自分。こいつをまず褒めてあげよう。自画自賛。

10年経って、拙いながらも言葉に出来るようにはなったけど、それを追い越すように、ますますこのシーンの素晴らしさに気付く。言葉が追いつかない。見つからない。
50年後にはバシっと言葉に出来てたらいいなぁ。


それにしても「永遠への挙手」
なんて素晴らしい言葉。






2015年8月27日木曜日

ジュラシック・ワールド(IMAX3D/字幕3D/吹替2D)


Jurassic World
2015/米 上映時間125分
監督:コリン・トレボロウ
脚本:リック・ジャッファ
アマンダ・シルバー 他
製作:フランク・マーシャル
パトリック・クローリー
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ
トーマス・タル 
撮影:ジョン・シュワルツマン
編集:ケビン・スティット

キャスト:クリス・プラット
ブライス・ダラス・ハワード
ビンセント・ドノフリオ 他

90点





”もっと歯を!!!!”





キャッチコピーが全てを象徴。

”あのテーマパークが、遂にオープンする。”
そりゃ泣くわ。

2015年8月22日土曜日

週間興収一位になった映画は必ず観に行く自分ルール、失敗




今年の頭に己に課したルール、”週間興収1位になった映画は必ず観に行く”。
失敗しました。

これは全てタイミングが悪い。
だってですよ、『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』を上映している横で『ラブライブ』観れますか?って話ですよ!!(どっかーん)『HERO』観れますか?って話ですよ!!(ずどーん)。

ルールの雲行きが怪しくなりだしたのは6月。
『海街diary』『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』が来て、それぞれ複数回観るのがデフォルトな状態。
そこに7月に入って『ジュラシック・ワールド』『ミッション・インポッシブル ローグネイション』が来てノックアウト。

全てはタイミングが悪い。
2015年にこのルールを己に課そうと思ったのが全ての間違い。

ルールは破棄。
下半期は、好きな映画を好きなだけ観ようと思います。
とりあえず、『怒りのデス・ロード』へ。いえーい。


2015年8月15日土曜日

インサイド・ヘッド


Inside Out
2015/米 上映時間94分
監督:ピート・ドクター
脚本:ピート・ドクター
メグ・レフォーブ
ジョシュ・クーリー
製作:ジョネス・リビラー
製作総指揮:ジョン・ラセター
音楽:マイケル・ジアッキーノ
製作会社:ピクサー・アニメーション・スタジオ

キャスト:エミリー・ポーラー
フィリス・スミス
リチャード・カインド
ビル・ヘイダー 他

100点





”感情のグラデーション”




映画始まって冒頭の数分、ある予感が頭をよぎりました。
これはもしや、驚くべきところに着地する、素晴らしい映画なのではないのか…!?

予感は当たってました。
今作、大大大傑作です。
いや驚いた。そしたいや泣いた。

まさか色で泣かされる日が来るとは。

2015年8月13日木曜日

野火


野火
2014/日本 上映時間87分
監督・脚本・編集:塚本晋也
製作:塚本晋也
撮影:塚本晋也
林啓史
音楽:石川忠
サウンド・エフェクト:北田雅也
サウンド・ミックス:北田雅也

キャスト:塚本晋也
リリー・フランキー
中村達也
森優作 他

95点




”もう戦う相手すらいない戦場で狂う”




渋谷のユーロ・スペースに鑑賞。

映画においては、大文字の”反戦メッセージ”より、飛び散る内蔵、鮮血、引き千切れる手足こそが雄弁にそれを語るのだと、改めて実感しました。

必見の大傑作!!


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...