2013/日本 上映時間128分
監督:水田伸生
脚本:宮藤官九郎
製作:門屋大輔
市川南 他
製作総指揮:城朋子
脚本:阿部サダヲ
井上真央
岡田将生
尾野真千子
竹野内豊
15点
”映画に謝ってくれ”
水田監督、クドカン脚本、阿部サダヲ主演で3作目。
なんか次回作への計画が始まっているらしいですけど、これを観る限りでは全く期待は出来ません。
エンドロールでのあの愚行を観るともう怒りが湧いてきます。
クドカンさんは大好きな方です。
ただ、映画での脚本だと当たり外れが激しい気が。
この映画に関してだと全く面白くない。ファニーって意味でも。
例えば冒頭の岡田将生さんのエピソード。
岡田さん演じるキャラクターは性格として謝ることが出来ないってことでこのエピソードは進んでいくんですよ。
だから阿部サダヲさんの謝罪センターに相談に行くんです。
なのに、さして阿部サダヲが活躍するでも無く、あっさり最後に岡田さん謝っちゃうんですよ。
なんで?岡田さんは謝る事が出来ないって件で話が進んでたんじゃないの?
しかも、岡田さんを嫌ってたはずの尾野真千子さんまで、謝られた途端に「お茶行きませんか?」なんてデートに誘う始末。
ん?
もしかたらこのふたりが芽生えるかもって描写あったっけ?
みたいな難解な思考が始まるんですよ。
このように、今のダメな日本映画にありがちな安っぽい感動に走る演出、本当にダメ。
阿部サダヲが謝罪センターを開くきっかけになったエピソードも全く納得が出来ません。
ラーメン屋で湯切りの時にお湯が飛んで来たと。
その場では文句を言わず、数時間悩んでやっと文句を言いに行ったと。
そしたら謝りに来たのは店長ではなくて親会社の社長で、店長はそれがきっかけで退職をしたと、ってなんだこれ。
その場で言えよ!!
そのくらいで辞めんなよ!!
ラストも全く訳の分からない展開で終わった。
と思ったら、噂のエンドロールが始まって場内がざわつきました。
このエンドロールに既に関しては多くの方が指摘されているので多くは語りませんが、要するに映画と全く関係の無いアイドルグループE-girls、EXILE、m-floが登場して、PVめいたものが突然始まるんです。
ザッツ大人の都合
どんなにいい映画でもこれをやられたら怒ります。
だって映画と全く関係がないんですもん。
史上最低のエンドロールを観ました。
楽しくない、面白くない。
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