2014年5月17日土曜日

アメイジング・スパイダーマン2 (3D)


The Amazing Spider-man 2
2014/米 上映時間142分
監督:マーク・ウェブ
脚本:アレックス・カーツマン
ロベルト・オーチー 他
製作:アヴィ・アラッド 他
製作総指揮:アレックス・カーツマン 他
音楽:ハンス・ジマー
The Magnificent Six
撮影:ダニエル・ミンデル

キャスト:アンドリュー・ガーフィールド
エマ・ストーン
ジェイミー・フォックス
デイン・デハーン

74点





”もっと、もっとジェイミーとデハーンのいたずらがみたいんだ…!!”





Do You Remember…
Dane DeHaan?

『BTTF2』の予告っぽく。




去年一年どんな年だったか皆さん覚えてますか?
パシフィック・リム?うんうん、ゼロ・グラビティ?うんうん。

どれも正解。
でもね、年間通して活躍したデイン・デハーン。
彼の事を忘れちゃいけません。

そして、そんな去年の暮れにコバヤシさん(@iam5884)企画で開催されたデイン・デハーン総選挙2013
そこで私はこんな事を言いました。
彼は間違いなくこれからのハリウッドを背負って立つ俳優になると。
そして、『アメイジング・スパイダーマン2』のハリー・オズボーン役に内定していると。

そして遂に4月25日の公開初日。
前日の夜に、前作を初めて見た熱々の状態で観に行きました。


デイン・デハーン、間違いなかったです。
でも、でも、『アメスパ2』、なんだか突き抜けないのはなんでだろう。









デイン・デハーンに関しては過去の出演作でその実力派実証済みなので、今更言う事はないです。観てもらえれば間違いない。
佇まいがもう素晴らしいです。

全くの予想通りに今作をきっかけに彼の事を知った人も周りに増えてますし、当サイトの週間ヒット数も、公開をきっかけに『デハーン総選挙』の記事がトップに返り咲き。
身近に人気が上昇しているのを感じています。

メインヴィランのジェイミー・フォックス、エレクトロも抜群にカッコいい。

何が良いって、この二人が結託してオズコープ社に乗り込む件の悪ふざけ感ですね。これが最高です。
このシーンのためにデハーンの起用はある!てな感じ。
惜しむらくは”悪ふざけ”がこのシーンだけなんですよ。
もっと、もっと観たい、「ボーナスラウンド」


その後のエレクトロvs.スパイダーマンも映像的には見応え十分です。
映像的にはね。






クライマックスの対決、映像的に見応えはあるんだけど物語的なエモーションに全く繋がらない。
エレクトロ倒した、はい次、グリーン・ゴブリン。

もっと前述の2人のチームプレーがないと、敵を複数出す意味はあんまりないんじゃないのかなぁ。

うーん、これは全体に言えることでもあるんですけど、間延びしてる割にお話は散漫。
色恋、ハリー坊ちゃん、エレクトロ誕生。全てが全て独立したお話になっちゃってて、一つまとまらない。
とっ散らかってて、一々ぶつ切りになる。

だからラストの対決が盛り上がらない。


ハリー・オズボーンのキャラ造形もちょっと歪な気が。
今回から登場の割にやたら重いし、明らかな逆切れも見せてくる。
デハーンだからバッチリハマってたけど、さすがにキャラとして奇妙。
でも!!これがこのキャラの不思議な魅力になってるのもまた真なり。

逆切れ後、テーブルに載ってる食べさしのピザを見たりして、ああ、荒んでるんだな。なんて思い入れて観てましたし。
うん、これはこれでいいんだ。


あ、冒頭の飛行機内のシーン。
あれはどっからどう観ても酷かったです。
カメラ揺らし過ぎ、カット割り過ぎで何が何やらさっぱり。
マーク・ウェブ、アクションシーンの撮り方上手く無い。






自分の中で突き抜けなかったのにはある理由があるんです。
それは、同じマーベル作品、『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』を観てしまったんです。
これがツボにハマりまくり、楽しみまくりだったんです。
結果、勝手に『アメスパ2』のハードルが上がりきってしまった。

あまり、ハードルを上げすぎずに鑑賞すれば、程良い満腹感を得られる、はず。

なんども申し上げますが、デハーン、ジェイミー・フォックスはとても良かったですよ。
一見の価値あり。



<あらすじ>
スパイダーマンとしてニューヨークの人々を守り、ひとりの男性として恋人グウェンを愛する日々を送るピーター・パーカー。しかし、街を離れていた旧友のハリー・オズボーンが戻ってきたことから、その生活に少しずつ変化が現れる。そんな中、高圧電流を武器とするエレクトロ、強力なサイ型パワードスーツの超人ライノ、高速グライダーで全てを切り裂く冷酷なグリーン・ゴブリンなど、スパイダーマンのいない世界を作ろうと目論む強敵が次々と出現する。
映画.comより




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