『Thor:The Dark World』
2013/米 上映時間112分
監督:アラン・テイラー
脚本:クリストファー・ヨスト
クリストファー・マルクス
スティーヴン・マクフィーリー
製作:ケヴィン・フェイグ
製作総指揮:ヴィクトリア・アロンソ
ルイス・デスポジート 他
音楽:ブライアン・タイラー
キャスト:クリス・ヘムズワース
ナタリー・ポートマン
トム・ヒドルストン
アンソニー・ホプキンンス
80点
”我々が求めているものは何だ。ロキだ!
去年公開して大ヒットした『アベンジャーズ』
その敵役で、登場するや否やその噛ませ犬的な役回りで我々の視線と人気を一心に受けたロキ。
そのロキがメインキャラとして帰って来た『マイティ・ソー』の次作が、今作『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
ロキが帰って来た時点でもう面白さは担保されてるんです。
いいんです。ロキでいいんです。
浅野忠信が隅に追いやられていても、いいんです。
『アベンジャーズ』の大ヒットの時点で、恐らく今作の方向は決まった事でしょう。
そうだ、ロキましましで行こう!!と。
なんでも海外ではロキのファンコミュニティまで出来てるようで。
恐るべしロキ人気。
なんでこんなにもロキは人々を魅了するのでしょうか。
とにかく彼、何を考えてるのか分からないんですよ。
今作で言うと、ソーに協力を求められた後の歩きながらの二人での会話シーン。
いろんな人に変身して、やたらと嬉しそうに喋りまくるんですけど、そんなはずは無い。
こいつがそんなに素直な訳が無い。お前、何を考えてる!
てな感じで、本心が映画中全く分からないし、彼もそれを出そうとしないんです。
しかし、そんな彼。
とある出来事で、母思いな一面を見せてくれるんです。
面と向かっては邪見にするくせに、本当はそんな事を考えていたのか!!
どんだけファンを増やす気だ!!
ロキだけじゃなくて、前作にあったカルチャーギャップ要素もしっかり前作を踏襲。
今度はソーがロンドンで暴れるんですけど、彼が地下鉄に乗ってりゃそれは笑いますよ。
ムジョルニアを玄関の壁掛けのフックに引っ掛けたのは爆笑。
お馴染みの「コスプレ?」突っ込みもあって満足です。
ただ、ロキが美味しい分、敵キャラと世界観の掘り下げ不足は否めないです。
これは映画化されたマーベル作品全体にも言える事で、主要キャラを立てる為なのか、敵キャラがどれも薄味。
今作に限っては、前作と『アベンジャーズ』で敵だったロキが今度は味方になってるんでね。仕様がないと言えば仕様がない。
ただね、そんなことはどうでもいい!!
話は戻ります。
ロキがいればそれでいいんです。
ロキましましで行こうじゃない。
0 件のコメント:
コメントを投稿