2013/アメリカ・イギリス 上映時間116分
監督:マーク・フォスター
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
ドリュー・ゴダード
デイモン・リンデロフ
製作:ブラッド・ピット
デデ・ガードナー 他
製作総指揮:デヴィット・エリソン
デイナ・ゴールドバーグ 他
原作:マイケル・ブルックス『WARLD WAR Z』
キャスト:ブラッド・ピット (ジェリー・レイン)
ミレイユ・イーノス (カリン・レイン)
ファナ・モコエナ (ティエリー)
70点
"走る!!襲う!!早い!!”
メディアではまったく宣伝されてないですけど、立派なゾンビ映画です。
『ゾンビ映画』だと宣伝をすると、お客さんが集まらなくなるのだと。なんだそりゃ。
TOHOシネマズ日劇へ観に行ってきたんですけど、お盆なのもあってか、千人近く入れる劇場がほぼ満員でした。
普段絶対『ゾンビ映画』なんて観なさそうな若い女性が何人も。
そういう意味では、宣伝は成功している、かも。
”ブラピが出てるゾンビ映画”で別にいいじゃないか。
どこからともなくゾンビが
予告を観る限りあんまり期待はしていなかったんですけど、観てみると意外とちゃんとしてる。おもしろい。
ゾンビがどこからともなく現れて、ブラピがどうにかするために右往左往するお話です。
ただ、ゾンビが早い、走る、群れて襲ってくる。
これがべらぼうに恐ろしや。
無秩序と化すスーパーマーケット
冒頭はスピルバーグ版『宇宙戦争』のように、大惨事に逃げ惑う家族のお話。
急に日常が壊れていくのは怖いもんです。
そして、ゾンビがとにかく群れる群れる。そんなにひとりぼっちが嫌なのか。なぜそんなに群れるのか。
しかも走る、猛ダッシュで走る。お正月の福男選びかってんだよ、まったく。
しかもしつこい。どこに行ってもやってくる。
ゾンビなんでね、いきなりやって来るんですよ。
ワンカットが長くて、不安をあおって、来るぞ来るぞと思ってたらほらやって来たよ。
ベタかっ、そんなの誰だってビックリするわ。俺の負けだわ。
人がゴミのようだ
群れるゾンビの真骨頂が、このイスラエルのシーンです。
奴ら目が見えないんで音に反応して襲ってくるんですけど、壁の中からイスラエルのお祈りが大音量で聞こえるもんだから我先に人間を襲おうとおしくらまんじゅう。
実に爽快で迫力満点スリル満点なシーンでして、人がゴミのようでした。
攻略のしかた、分かったぞ!
クライマックス、ゾンビへの対処法がなんとか分かり、WHOの研究所へ向かうんですけど、そこにもゾンビの姿が。
ただ、長い間人を襲ってないもんで動きが鈍い状態。
そーっと、音を立てずに奥の薬品が置いてある部屋までスニーキング。
さながらメタル・ギア・ソリッドのようでハラハラどきどき。うーん、親指立ちました。
さらっと書いてきましたけど、映画自体もさらっとしてて、描写自体は割と淡白でした。
グロい描写もほぼ無くて、正直もの足りず。
お話も小綺麗にはまとまっていますけど、今一弾けてない印象。
家族は安全な場所にいるし、ブラピ自体は万能キャラだから、あまりドラマでのハラハラはなかったです。
三部作構想らしいので、まあこのくらいでいいのかな。
いや、でもゾンビにはハラハラできました。
飛行機のシーンも良かったし。
それで十分満足。面白かった。
あと、3Dで観なくても問題なしかな!!
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