2013年8月7日水曜日

ローン・レンジャー

2013/アメリカ 上映時間149分
監督:ゴア・ヴァービンスキー
脚本:ジャスティン・ヘイス
テッド・エリオット 他
製作:ジェリー・ブラッカイマー
ゴア・ヴァービンスキー
製作総指揮:ジョニー・デップ
エリック・マクレオド 他
原作:『ローン・レンジャー』

キャスト:アーミー・ハマー (ジョン・リード/ローン・レンジャー)
ショニー・デップ (トント)
レイサム・コール (トム・ウィルキンソン)
レベッカ・リード (ルース・ウィルソン)
レッド・ハリントン (ヘレナ・ボナム=カーター)


70点


"ウィリアム・テル序曲、アガるぅ〜!!"
キモサベ!!
いやー、キモサベですよ、キモサベ
何度でも言いたくなりますね、キモサベ!!
キモサベが分からない?そんな人はすぐに映画館へGo!!



絶妙な気持ち悪さのジョニー・デップ



監督は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでお馴染みのゴア・ヴァービンスキー。製作は、言わずと知れたハリウッドのヒットメイカー、ジェリー・ブラッカイマー
そして出演が、ジョニー・デップときたら、もうどんな映画になっているのか想像つくでしょう。オープニングでドッカーンとやって、そのテンションを維持して突き進むあれですよ。この『ローン・ロンジャー』もそんな仲間です。
だからこそ、面白い!!キモサベ!!



あんまり出番は多くない、ヘレナ・ボナム=カーター、しょぼん。



『パイレーツ』シリーズが行く所まで行って、”キャプテン”ジャック・スパローがある種のポップアイコン化された中でジョニー・デップ、今回の悪霊ハンター”トント”って役を、新しいおもちゃを与えられた子供のように生き生きと演じておいででしたよ。キモサベ!!

トントって奴はインディアンで、だからフェイスペイントして頭にカラスを乗っけてるんですけど、そのインディアン独特の英語の訛が、まあなんだか心地よくていいんですよ。
個人的にツボだったのは、冒頭で監獄に入れられたトントが呪文を唱えて怪しい呪術を行うシーン。もの凄い気持ち悪くて、だけど楽しそうで、いい!!キモサベ!!



サソリが来てるよ!!


個人的にジョニー・デップより、主演のアーミー・ハマーがぐっときましたね。
観始めて、なんかどこかで聞いた事ある声だなと思ったんですけど、アーミー・ハマー、『ソーシャル・ネットワーク』でウィンクルボス兄弟を演じてた人ですよ。一人二役をやってたんでインパクト大きかったんですよね。うーん、キモサベ!!



『ソーシャル・ネットワーク』より。顔はCGで合成の一人二役



キモサベキモサベがどーんとやって、ついにクライマックス。
すみません、ほとんど端折りました。
でもこのクライマックスがですね、これが最高にアガるんですよ。

ローン・レンジャーとトントがある列車を使った計画を実行するんですけど、そのバックで運動会でお馴染みのテーマ、『ウィリアム・テル序曲』が流れてるんです。これがもうアガる!!!
テンポのいい曲に合わせて小気味よく進んで行く計画に、アガる!!!
カメラも変にちゃかちゃか動かないで、しっかりと誰がどこにいて何をやっているのかが
はっきり分かるから、観ていて気持ちがいい!!実に痛快でしたよ。キモサベ!!






ただただ、この作品に150分はいくらなんでも長過ぎですよ。ダイエットの余地はいくらでもあったはず。
中盤のヘレナ・ボナム=カーターの件もただ登場させるだけのことになってるし、中盤で何度も出てくる、敵のボスを倒す倒さないのやりとりはクドいです。もっとタイトに、さくっと出来たはず。

ただその分、やっぱりクライマックスは盛り上がるんですけどね。
そうです、ジェリー・ブラッカイマーにそんなちまちましたこと求めるほうが間違いなんですよ。ドーンとやって、ドッカーンと終わらしてくれればいいんです。
そう、いいんです、終わりよければ全て良し。キモサベ!!!!

隣で観ていたカップルはご機嫌に劇場を出て行きましたよ。
カップルだとか友達だとかとワイワイ観るならこういう映画でしょ。
そして、帰りは頭の中に『ウィリアム・テル序曲』が流れていることでしょう。
うん、面白かった!!キモサベ!!!

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