『The Hobbit:The Desolation of Smaug』
2013/米・英・新 上映時間161分
監督:ピーター・ジャクソン
脚本:ピーター・ジャクソン
フィリップ・ボウエン
ギレルモ・デル・トロ 他
製作:ピーター・ジャクソン
キャロリン・カニンガム 他
製作総指揮:アラン・ホーン 他
原作:J・R・R・トールキン『ホビットの冒険』
キャスト:イアン・マッケラン
マーティン・フリーマ
リチャード・アーミティッジ
ベネディクト・カンバーバッジ
90点
"『ホビット』観た。『LotR』が宝の山に変わった。”
2001年のこと。
その当時公開されていたのが、『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』と『ハリー・ポッターと賢者の石』の二つのファンタジー映画。両方とも初編。
今思えば両方とも観れば良かった。
ただ、当時は『ロード・オブ・ザ・リング』の3時間の上映時間に尻込みしてしまって、気が付けば上映終了。
劇場で観なかった作品、しかもその理由が上映時間にあるものを自宅でDVDで観る気にもなれず、そのまま評判だけを耳にしながら、ノータッチの状態で翌年に続編『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』公開。当然観ない。と言うか観れない。
そのまた翌年2003年、完結編『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』公開。
これがその年のアカデミー賞を総なめ。
この完結編をもって、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズは、興行的にも、批評的にも大成功を納めて、その後のファンタジー映画の基準を”以前と以後”に分ける大傑作シリーズに。
当然ながら、ここに至るまで一作も観れてない。この歴史的大傑作を。
代わりに観ていた『ハリー・ポッター』は、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で観るのを止める始末。
あちゃー。
それから10年。
新たなシリーズ『ホビット/思いがけない冒険』も10年前と全く同じ理由でスルー。
人の気持ちなんてそう簡単にかわらんさ。
私はJ・R・R・トールキンとは無関係の人生を歩んで行くと心に刻んだその瞬間、なにやら耳慣れない新技術が使われているとの情報が。
その名は、『ハイフレームレート(HFR)』
通常の映画のコマ数が1秒間に24コマなのに対して、HFRはその倍の48コマ。
つまり、より映像の動きがなめらか且つクリアになってるんですって。
それプラスIMAX 3Dですから、こりゃ凄いに違いない。
これを観ない手は無い。
よし、来年こそは!!
と意気込んで今年2月、初めて『LotR』サーガに触れる喜びを感じつつ『ホビット/思いがけない冒険』をDVDで鑑賞。
そして観てきました、『ホビット/竜に奪われた王国』
その感想は、お、も、し、ろ、い!!おもしろい!!
ファンタジー映画っておもしろーーーーい!!!!!
だらだら前置きが長くなりましたが、以下、そもそも10年ぶりに劇場でファンタジー映画を観た『ロード・オブ・ザ・リング』未見、『ホビット』のみ鑑賞の中途半端な者の変に熱のこもった文が続きますので、どうかご容赦くださいませ。
まずHFRについて簡単に感想。
滑らか過ぎてビデオっぽいとの声を聴いてたんですけど、おおなるほど、ビデオっぽい。
ど頭のワーナー・ブラザーズのロゴが移動する動きが既になんだか違う。
所々PS3のムービーっぽく見えなくも無い所もあったりして、正直違和感の方が勝ってます。
ただ、レゴラスとオークの戦いなんかのカット割が細かいスピーディなシーンはHFRの方が断然見やすかったです。
とまぁ、最初はHFR目当てだったんですけど、正直HFRなんて途中から気にしてなかったです。
だって、そもそもファンタジー映画を観たのが久々10年ぶりで、なんだか冒険っていいなぁ!!仲間っていいなぁ!!なんて観ている間鼻息荒くなってる状態でして。
中盤クライマックス、樽で川下りなんてあれはさながらスプラッシュマウンテンでしょ。
3Dも相まって思いっきりライド感覚びんびん。
そして竜ですよ。
今作の目玉、スマウグの姿。
金貨の山がさらさら崩れて、その巨体がIMAXの大画面に大写しになった瞬間思ったこと。
あ、こりゃ敵わん。逃げるしか無い。
ベネディク・カンバーバッチの喉を鳴らすような声もまた良くて、更に知性も感じさせる声なんですよ。
こんなんどうやって倒すんだよ。
物語に関しても、詳しくは知らなくても名前ぐらいは知ってるヤツが登場して、勝手にアガってました。
つ、ついに!!サウロン!!こいつが冥王サウロンか!!!!
炎ぶわーーー!!
なんか知らないけどアガるーー!!
ちょっと待てよ。
『ロード・オブ・ザ・リング』を観てないのにこんだけアガるんだから、予習してたらどんなことになってたのか!?
怖い、怖いよ。
『ロード・オブ・ザ・リング』怖いよ。
『ホビット』に触れて、今までノータッチだった『ロード・オブ・ザ・リング』が宝の山に変わりました。
あと12時間あの世界に浸れる喜び。
DVDボックスは既に購入済みです。
少年ジャンプの終わり方みたいなラストの切れ味。
早く続きを!!
<あらすじ>
魔法使いガンダルフやトーリン・オーケンシールド率いる13人のドワーフとともに、かつてのドワーフの王国エレボールを取り戻すため冒険を続けるホビット族の青年ビルボ・バギンズは、姿を変えることができる獣人ビヨルンや、巨大な蜘蛛の群れにも遭遇しながらも、やがて目指す「はぐれ山」へとたどり着くが……。
映画.comより
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