『The Lego Movie』
2014/米・豪・丁 上映時間100分
監督・脚本・原案:フィル・ロード
クリストファー・ミラー
製作:ダン・リン
ロイ・リー 他
製作総指揮:アリソン・アベイト
マシュー・アシュトン 他
音楽:マーク・マザーズボー
撮影:バリー・ピーターソン
編集:デイヴィット・バロウズ 他
キャスト:クリス・プラット
ウィル・ハレル
エリザベス・バンクス 他
100点
”Everything is Awesome!!!!!!!!”
100点。
間違いなく年間ベスト。
既に3回観ています。
新宿ピカデリーで観た回はサービスデーもあって場内満員。
しかも皆大笑い。
必ず、必ず観てください。
面白さは保証します。
特にお父さん。
お子様を連れて行ってあげてください。
そしてお父さんが泣いてください。
既に3回観ています。
新宿ピカデリーで観た回はサービスデーもあって場内満員。
しかも皆大笑い。
必ず、必ず観てください。
面白さは保証します。
特にお父さん。
お子様を連れて行ってあげてください。
そしてお父さんが泣いてください。
私がまだ幼稚園に通う前の小さな話。
初めて手にしたオモチャが、LEGOのレーシングカーでした。
おぼろげながら、黒い車だったことを覚えています。
幼稚園に上がり、買ってもらったのはLEGOの赤いバケツ。
その頃から友達と家で遊ぶようになった私は、当然LEGOで友をもてなしをしました。
小学生。
それまでLEGOが全てだった私はこの時、この先の人生を半ば決める様な大きな出会いをします。
映画です。
テレビの洋画劇場、週末に家族で観るレンタルのビデオ、そして劇場。
その頃は今以上に、毎日毎日いろんな映画を観ていました。
図書館で借りて来た『バック・トゥ・ザ・フューチャーPart2』に、私は度肝を抜かれました。
”は、話が全く分からない”
当然です。
だってPart1を観てないのだから。
しかし当時の私はバカだったので、これは自分の読解力の無さが問題だとして、繰り返し繰り返し鑑賞。
返却期限が来たら返し、棚に戻った瞬間にまた借りて、そしてまた観ました。
なぜマーティが2人いるの?
未来に戻ったはずのマーティーはなんで道の向こうから戻ってくるの?
分からない。
分からないけど、とにかく空飛ぶデロリアンがかっこいい!!
当時の私はバカだったのです。
私は夢中でLEGOのデロリアンを作りました。
色を揃えるなんてセンスはその頃皆無だったので、フォルム重視でちぐはぐな色のデロリアンが完成。
自分のLEGOの街に時計台も作りまして、デロリアンを走らせました。
他にもスター・ウォーズ(まだLEGOでシリーズが出る前)等々SF映画で気に入ったマシン、街。
邦洋問わず、気に入った映画をLEGOで再現する遊びを覚え、あの『リング』でさえ、ラストの高山竜司の部屋を再現して友達とゲラゲラ笑ってました。
だってPart1を観てないのだから。
しかし当時の私はバカだったので、これは自分の読解力の無さが問題だとして、繰り返し繰り返し鑑賞。
返却期限が来たら返し、棚に戻った瞬間にまた借りて、そしてまた観ました。
なぜマーティが2人いるの?
未来に戻ったはずのマーティーはなんで道の向こうから戻ってくるの?
分からない。
分からないけど、とにかく空飛ぶデロリアンがかっこいい!!
当時の私はバカだったのです。
私は夢中でLEGOのデロリアンを作りました。
色を揃えるなんてセンスはその頃皆無だったので、フォルム重視でちぐはぐな色のデロリアンが完成。
自分のLEGOの街に時計台も作りまして、デロリアンを走らせました。
他にもスター・ウォーズ(まだLEGOでシリーズが出る前)等々SF映画で気に入ったマシン、街。
邦洋問わず、気に入った映画をLEGOで再現する遊びを覚え、あの『リング』でさえ、ラストの高山竜司の部屋を再現して友達とゲラゲラ笑ってました。
映画を深く好きになるきっかけはLEGOだったし、その逆もまたあって、私は90年代を映画とLEGOと共に駆け抜けたのです。
(ちなみに、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPart2』の謎は、Part1を観たことで体中に電撃が走るような快感を感じながら全て綺麗さっぱり解けました)
皆がファミコンで遊んでようがお構いなく、理解ある友人達と、毎日毎日LEGOで遊ぶ。
幸いにも、その当時の家のテレビは端子が壊れていて、もしファミコンを買うとなるとテレビごと買い替える必要があったので、そんな高い買い物するならお前はLEGOをやってなさいと、ゲームの代わりに我が家ではLEGOが充実していました。
LEGOへの愛は今も変わりません。
LEGOが無ければここまで映画を好きになっていなかったでしょう。
だから、だからですよ!!!!
私にとっての二大好きな物、LEGOと映画がタッグを組んだとなれば、これはもう100点なんです。
私には100点を付ける権利があるんです。
とは言え、観る前は「今年のベストはレゴムービーだから」と、半ば冗談めかして言ってました。
で、いざ観たら本当にベスト級なんだから驚いた。
そりゃそうだ、だって監督はあのフィル・ロードとクリストファー・ミラーなんだから!!!!!!!!!!
フィル・ロードって誰?
クリストファー・ミラーって何者??
幸いにも、その当時の家のテレビは端子が壊れていて、もしファミコンを買うとなるとテレビごと買い替える必要があったので、そんな高い買い物するならお前はLEGOをやってなさいと、ゲームの代わりに我が家ではLEGOが充実していました。
LEGOへの愛は今も変わりません。
LEGOが無ければここまで映画を好きになっていなかったでしょう。
だから、だからですよ!!!!
私にとっての二大好きな物、LEGOと映画がタッグを組んだとなれば、これはもう100点なんです。
私には100点を付ける権利があるんです。
とは言え、観る前は「今年のベストはレゴムービーだから」と、半ば冗談めかして言ってました。
で、いざ観たら本当にベスト級なんだから驚いた。
そりゃそうだ、だって監督はあのフィル・ロードとクリストファー・ミラーなんだから!!!!!!!!!!
フィル・ロードって誰?
クリストファー・ミラーって何者??
あの傑作コメディ『21ジャンプ・ストリート』の監督コンビですよ!!
チャニング・テイタム、ジョナ・ヒル主演でアメリカにて大ヒットしたのにも関わらず、日本ではDVDスルーとなった不遇の作品。
この2人が今作『レゴムービー』の監督だと聞いた時、これはもらったと、傑作になるに違いないと確信。
『21ジャンプ・ストリート』『くもりときどきミートボール』に見られた、毒っけのある大人向けなギャグ満載。それでいて緻密なストーリーテリングでぐいぐい話を引っぱり、張り巡らした伏線を快感すら感じる手際で回収する。
間違いなくそんな作品になるだろうと。
はい、ここに断言します。
正に予感は的中しました。
その全てが『レゴムービー』には見事に入ってます。
・めくるめく、キネマの思ひ出/『21ジャンプ・ストリート』
そうそう!人形(ミニフィグ)はごちゃまぜで遊んだ!LEGOはそう遊ぶ! |
この映画、言うなればLEGOのこれまでの歴史と、LEGOが持つ無限大の可能性を余す所なく描ききった、LEGO版『トイ・ストーリー』です。
しかも素晴らしいのが、この映画が放つメッセージは、そのまま現実の世界へのメタファーとしても機能している点。
この映画のメッセージを、私なりの言葉で要約するならば、
我々から無意識的に選択と思考を奪う画一的な社会、ライフスタイルを、どんなものでもいい、自分のアイデアで壊し、そして作り替えるんだ。
これは正にLEGOで出来ること。
そして、実世界へのメッセージにもなり得てる。
これ一応はLEGOを使った、キッズ向けの映画ですよ??
でも、この世界観を描くにはLEGOは最適なんです。
LEGOは一見すると四角いブロック。
ポッチで連結するから直線的で画一的な整理された世界が作れる。
そしてなにより重要なのは、セットを買うと作り方のマニュアル(説明書)が付いてくるんです。
ただLEGOは作ってからが重要。
自分のアイディアで作り替え、壊し、また作り替える。
LEGOに完成なんてないのです。
スパボンで固めることは、それはそのまま思考停止を意味します。
自分の頭で考えることを止める行為です。
LEGOはそんなものじゃないはず。
我々が暮らすこの世界だってそんなものではない。
いいんです、どんなアイディアでも。
エメットは最初、何かを作ることはおろか、マニュアルが無ければ行動も出来ない様なただの建設作業員のミニフィグです。
みんなが面白いと言うテレビを観て笑って、皆が好きだと言う曲を歌って、皆が飲んでるコーヒーを飲んでる。
そんな彼が選ばれし者になった。
彼のアイディアが間違いなく世界を変えたんです。
着地も素晴らしくて、マニュアルで作ることを一方的に悪く描かない。
大事なのは、そこから自分なりのアイディアで世界を作り替えること。
LEGOで出来るんだ。
なんだって出来るさ。
スーパーマンの声はチャニング・テイタム、グリーンランタンはジョナ・ヒル。 |
予告を観た段階で勝利は確信しました。
なぜなら、レゴがレゴのままで動いてる!!
つまり、コマ撮りで撮られてる!!
厳密には、実写のLEGOとCGを組み合わせた映像になってるんですけど、これがとにかく、とにかく素晴らしい。
古びてパーツやプリントが擦れてたり、日焼けの後もしっかり再現。
しかも、その表現がそのまま物語の伏線だったり、ストーリーを深めるポイントにもなってるんですよ。
例えば雲の上の世界は、エメットの遊び場。
だから色がバラバラで、お父さんのブロックシティの世界には合わないミニフィグがマスタービルダーとして集結してる。
アイディアタンクはお父さんのLEGO製作の場なのでしょう。
だからカッターなんかの工具が揃ってる。
昔は世界が一つだったのに、今はお互いの世界を行き来出来ないのは、エメットの遊びをお父さんが止めさせたから。
これらの説明は一切ありません。
でも、ちゃんと理解できる作りになってる。
素晴らしいです。
80年代の宇宙飛行士ベニーはおそらく元々お父さんが子供の時のミニフィグで、ぼろぼろになったからエメットの遊び場(=雲の上の楽園)にいるのでしょう。
同じく説明は一切ありません。
でも、しっかり世界感に深みが出てます。
新ピカで観た回は満員でしたが、それ以外は正直ガラガラに近かったです。
『アナと雪の女王』に行くのにこっちには来ないとはどういうことだ!!
観れば間違いなく面白いです。
LEGO好きじゃなくても、クリストファー・ミラー&フィル・ロード監督の新作を観ると思えば、ね!!
特徴もなく、ただマニュアル通りの日常を繰り返すことになんの疑問も抱いていない平凡なLEGOフィギュアの作業員エメットは、ひょんなことから世界を救う「選ばれし者」と間違われてしまい、LEGOワールドを思うがままに支配しようと企むおしごと大王の野望を阻止する冒険に出るはめに。ヒーローになる覚悟も自覚もないエメットだったが、世界を救うため個性的な仲間や人気ヒーローたちと悪に立ち向かっていく。
映画.com
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