2015年6月27日土曜日

マッドマックス 怒りのデス・ロード (IMAX3D/字幕3D/字幕2D)


Mad Max:Fury Road
2015/米・豪 上映時間120分
監督:ジョージ・ミラー
脚本:ジョージ・ミラー
ブレンダン・マッカーシー 他
製作:ジョージ・ミラー
ダグ・ミッチェル 他
製作総指揮:イアイン・スミス
グレアム・パーク 他
音楽:ジャンキーXL
撮影:ジョン・シール
編集:マーガレット・シクセル 

キャスト:トム・ハーディ
シャーリーズ・セロン 他

100点



”V8!V8!V8!V8!”



初日に109シネマズ木場にてIMAX3Dで鑑賞。
上映時間にロビーで待っていると、間違いなく怒りのデス・ロード終わりと思われる外国人数名が、無言でハグし、ハイタッチをしている光景を目撃しました。
こ、これは間違いない。ヤバいやつだ…!!
と、高鳴る鼓動を抑え劇場へ。

怒りのデス・ロード、凄まじかったとしか言いようがありません。
この映画を前にして、どんな言葉もその意味を失い、陳腐化します。
言語表現の限界を超えています。

誰かとこの思いを熱いアクションにして分かち合う。
ロビーで目撃した外国人のあのアクションこそが正しい感想。

私のMADは目を覚ましました。
初日から三日間連続で鑑賞。
あと何回観られるかなぁ。

2015年6月24日水曜日

グッド・ストライプス


グッド・ストライプス
2015/日本 上映時間119分
監督・脚本:岨手由貴子
製作:川城和実
小林栄太郎 他
プロデューサー:西川朝子
狩野直人 他
撮影:佐々木靖之
音楽:宮内優 里

キャスト:菊池亜希子
中島歩
臼田あさ美 他

90点








”他人といるから人生は面白い”







どうせオシャレ映画なんだろうと勝手に思ってスルーする気でいたら、何やら評判がいい。
そうなのか、観に行こうかなーと思っていたらTwitterにて監督さんから直接ツイートを拾って頂いてのプッシュ!!
これはいよいよ観に行かねばと新宿武蔵野館へ。


オシャレ映画なんて高を括っていてすみませんでした。
もっとシビアで、無様で、刺さって、でも誰かと一緒にいるっていいなぁと思わせてくれる、でもやっぱり中々にシビアな映画でした。

結婚を控えたカップルが観るべきは今作か『ゴーン・ガール』で決まり!!

2015年6月20日土曜日

トゥモローランド (IMAX)


Tomorrowland
2015/米 上映時間130分
監督:ブラッド・バード
脚本:デイモン・リンデロフ
ブラッド・バード
製作:ブラッド・バード
デイモン・リンデロフ 他
製作総指揮:ジョン・ウォーカー
バーナード・ベリュー 他
音楽:マイケル・ジアッチーノ
撮影:クラウディオ・ミランダ

キャスト:ジョージ・クルーニー
ヒュー・ローリー
ブリッド・ロバートソン 他

60点



”そのフロンティアスピリットは買う”



TOHO新宿にてIMAXで鑑賞。

終盤手前までのビジュアル、世界観は素晴らしい。
作品に満ちてるフロンティア・スピリットも買う。
が、構成は弱いし、膨らんだ風船に針を刺すようにしぼむ、クライマックスがとてつもなくつまらない。

2015年6月17日水曜日

ロスト・リバー


Lost River
2014/米 上映時間95分
監督・脚本:ライアン・ゴズリング
製作:デビット・ランカスター
ミシェル・リトバク 他
製作総指揮:ジェフリー・ストット
ゲイリー・マイケル・ウォルターズ 他
撮影:ブノワ・デビエ
編集:ニコ・ルーネン
バルディス・オスカードゥティ
音楽:ジョニー・ジュエル

キャスト:イアン・デ・カーステッド
シアーシャ・ローナン 他

80点




”え!?ちゃんとお話がある…!?”




ヒューマントラストシネマ渋谷にて鑑賞。

ポスターアート、タイトルのフォント、パッションピンク使い。
これでレフンを意識していないと見るほうが難しい。
俳優としてのライアン・ゴズリングは好きだし、彼の作品選びに人選もピカイチ。
ただ、仮にも素人の彼が、そんな簡単にレフンが持つ作品に対する絶妙なバランス感覚までは再現出来ないだろう。

と高を括って観に行ったら、あれ、いいじゃない。
しかも、ちゃんとお話がある。
しかもそれが、スリリングでストレートに面白い…!!

2015年6月15日月曜日

落ち込んでいてもお腹は空くし、転べば痛い。


森田芳光『間宮兄弟』にこんなシーンがある。
ぼったくりバーで金を巻き上げられた塚地が、家に帰り、佐々木蔵之介演じる兄に当たり散らす。
兄は慰めようと、弟に塩むすび作る。それを弟は美味い美味いと泣きながら食べる。

どんなに悔しくて腹が立っても、お腹は空くし、塩むすびはいつだって美味い。
兄が心を込めて握ってくれたのなら、なおさら美味い。
私はこのシーンが大好きだ。

是枝裕和『海街diary』を観て、ふと、このシーンのことを思い出した。
劇中の四姉妹は、それぞれに何かを抱えて生きている。
それは、自分の居場所の不確かさであったり、親への当て付けにも似た意地であったり。
日々の生活を営みながら、ふと悩み、考える。
そして、お腹が空き、何かを食べたりもする。
どんなに考え込み、落ち込んでも、お腹は空くし、自家製の梅酒を飲んだりする。
時には何かを食べながら悩み、また食べ、満開の桜を美しいと感じ、また悩む。
誰かの死に触れたとしても、腹は減る。

人の感情にはひだがある。一面的な感情なんて存在しない。
どんなに落ち込んでいても、お腹は空くし、転べば痛いし、変なものを見たら可笑しくて笑う。
一日中悩み事を考えている訳ではない。

どんな時も、美しいものは変わらず美しくそこにあって、美味しいものは変わらず美味い。
私はこの人間臭さがたまらなく好きだ。


2015年6月13日土曜日

予告犯


予告犯
2015/日本 上映時間119分
監督:中村義洋
脚本:林民夫
企画・プロデュース:平野隆
音楽:大間々昂
撮影:相馬大輔
編集:松竹利郎
原作:筒井哲也

キャスト:生田斗真
戸田恵梨香
鈴木亮平 他

50点




”それとこれとは話は別だ”


最寄りのTOHOシネマズにて鑑賞。
今年一番学生の多い劇場内でした。

観ている最中、とある理由から今年のワースト候補かも…と頭を抱えていると、思わぬ着地に虚をつかれて考えを改めたりもしたのですが、しばらくあれこれ考えていると、いや、やっぱりダメかも。

2015年6月12日金曜日

吹き替えと親近感


久々に吹き替えで洋画を観た。映画館で。
空いている時間がそれしかなかったから、というだけで特別な理由なんて無かったのだけど、これが何ともよかった。
画面に集中出来るし、なにより何だか懐かしい気がする。

親に連れられて、映画館で映画を観るようになった小学生の頃。
まだ映像を観ながら字幕を追える程の集中力が無かったので、観る映画はもっぱら吹き替えのあるド派手なアクション大作。
私の映画の原体験は、地元の最寄りのシネコン、吹き替えの洋画にある。
その頃の記憶。とっくのとうに声優さんが声を当てているなんてことは知ってはいたけども、外国の俳優が自分と同じ言葉を喋っている。何故かそれに凄く親近感を覚え、ああ、この俳優さんも同じ人間なんだと妙に親しみを覚えた、そのおぼろげな感覚を今でも覚えている。

今でも、スター・ウォーズを見返すときは吹き替え。
懐かしさというか、ルークもオビワンも、日本語を喋っていないと違和感のある身体になってしまっているみたい。

そんなことをふと、映画を観ながら考え込んでしまった。
日本語を喋っているジェニファー・ローレンスに、妙に親近感を覚えた。


2015年6月10日水曜日

イニシエーション・ラブ


イニシエーション・ラブ
2015/日本 上映時間110分
監督:堤幸彦
脚本:井上テテ
音楽:Gabriel Roberto
撮影:唐沢悟
編集:伊藤伸行
原作:乾くるみ「イニシエーション・ラブ」

キャスト:松田翔太
前田敦子
木村文乃
亜蘭澄司 他

60点







”目配せが過ぎる”







堤幸彦に対するなんやかんやは置いておくとして、ただただ単純にオチが気になるので観に行って来ました。

結論から先に言うと、悪くは無い、が、良くも無いという、一番つまらない結果に。
これを言ってしまうと詮無いのですが、そもそも原作のお話が好きではないのかも。
とはいえ原作は未読。あくまでこの映画単体での評価はそんな感じ。

悪くは無い、が、良くも無い。
ネタバレ全開です!!

2015年6月6日土曜日

駆け込み女と駆け出し男


駆け込み女と駆け出し男
2015/日本 上映時間143分
監督・脚本:原田眞人
製作:榎望
升本由喜子
住田節子
製作総指揮:大角正
音楽:富貴晴美
撮影:柴主高秀
編集:原田遊人

キャスト:大泉洋
戸田恵梨香
満島ひかり 他

88点






”この真っ当で誠実な映画の存在はうれしい”





こんな映画掛かってるんだと、内容も知らずに飛び込みで鑑賞。
そうしたら、これが抜群に面白い。

本当に観て良かった。
そこそこヒットもしているみたいで、こういう作品にしっかりお客さんが入ってることもすごく嬉しいこと。
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