『Tomorrowland』
2015/米 上映時間130分
監督:ブラッド・バード
脚本:デイモン・リンデロフ
ブラッド・バード
製作:ブラッド・バード
デイモン・リンデロフ 他
製作総指揮:ジョン・ウォーカー
バーナード・ベリュー 他
音楽:マイケル・ジアッチーノ
撮影:クラウディオ・ミランダ
キャスト:ジョージ・クルーニー
ヒュー・ローリー
ブリッド・ロバートソン 他
60点
”そのフロンティアスピリットは買う”
TOHO新宿にてIMAXで鑑賞。
終盤手前までのビジュアル、世界観は素晴らしい。
作品に満ちてるフロンティア・スピリットも買う。
が、構成は弱いし、膨らんだ風船に針を刺すようにしぼむ、クライマックスがとてつもなくつまらない。
目の前にあるのは正にトゥモローランド。
東京ディズニーランドにあるそれそのもの。
冒頭の万博から、イッツァ・スモール・ワールドを抜けてトゥモローランドへ向かう件。
バッジを手にして、トゥモローランドを歩き回るその様子をワンカットで見せるシーン等、どれもそのビジュアルは素晴らしい。
奥にスペースマウンテンが見えたり、噴水があったり、全体の色味を少しくすんだ白を基調としてたりと、細かく、でも確かに目の前にあるものはトゥモローランド。
これ!こんなSFを観たかったんだよ!!
と、劇場で大興奮でした。
中盤のハイライトである、パリでのアクションもスチームパンク風でいい。
実は過去の偉人達が計画に参加していたという設定も好みではある。
が、肝心のお話、特に構成にどうしても難を感じてしまい、どうにも乗り切れず。
例えばヒロイン。
はっきり言って彼女、いる??
ジョージ・クルーニーとアテナを繋ぐブリッジの役目以外の役割をあまり感じず。
それにしては劇中彼女に割く時間が多い気がしてならない。
結果クライマックスでも全く活躍することなく。
肝心のクライマックスに関しても、どうにもこうにも盛り上がらない。
やってることはちんけなアクション。
直前にパリで規模の大きなアクションを見せられたもんだからどうしったて尻窄みに感じてしまう。
しかし、作品全体を貫くアメリカ的フロンティアスピリット。
ここには大いに共感しますし、SF映画の魅力の9割はそのビシュアルのインパクトだと個人的に思っているので、申し分無し…!!とまではいかなくとも、十分に観る価値ありの作品だとは思います。
<あらすじ>
謎めいた「トゥモローランド」を知る男フランク役で、ジョージ・クルーニーがディズニー映画に初出演を果たした。宇宙飛行士を夢見る17歳の少女ケイシーは、ある日、自分の荷物の中に見慣れないピンバッジが紛れ込んでいるのを見つける。ピンバッジに触れたケイシーは、テクノロジーの発達した未知の世界「トゥモローランド」に迷い込むが、ほどなくして元の世界に戻ってきてしまう。そんな彼女の前にアテナと名乗る謎の少女が現れ、「再びトゥモローランドに行きたければ、フランクという男を訪ねろ」と言う。このことをきっかけに、ケイシーは人類の未来をかけた冒険に出ることになる。
映画.comより
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