『Transcendence』
2014/英・中・米 上映時間119分
監督:ウォーリー・フィスター
脚本:ジャック・バグレン
製作:ケイト・コーエン
ブロデリック・ジョンソン 他
製作総指揮:ダン・ミンツ
クリストファー・ノーラン 他
音楽:マイケル・ダナ
撮影:ジェス・ホール
キャスト:ジョニー・デップ
レベッカ・ホール
ポール・ベタニー
ケイト・マーラ 他
45点
”悪ノーラン印”
下半期一発目の鑑賞。
確か7月1日に観た、気が。
幸先良くキメるぜ!!
と思ってたんですが、うーん、つまらないぜ!!
言い訳がましい割りに納得出来ない脚本と設定。
これが”悪ノーラン印”全開でよろしくない。
前半で爆発事故を起こして数十人を殺害したテロリストが、後半では何のお咎めも無しに捜査に協力してるのは駄目でしょ。
肝心の人間の意識をネットワークに移行させる設定も、サイバー攻撃で話をグイグイ進めてくれればいいのに、本当に中途半端に肉弾戦でなんだこりゃ。
しかも、他人の意識に入り込める理由が何ともよく分からない。
液体みたいなものが体内に入ると意識が乗っ取られるようなんですけど、急にオーバーテクノロジー過ぎて飲み込めんわ。
それに、わざわざこの設定を使ってやるようなことかい?
監督は元々ノーランの撮影監督をやってた方で、『インセプション』ではオスカーも取ってます。
あの『ダークナイト』のエッジの立った画作りを考えると、その仕事ぶりは手堅い人だとは思うんですけど、今作に限って言えばちょっとギョッとするカットが数カ所ありまして。
砂漠を進む車が水溜まりの上を通った時、上がった水しぶきをアップで映して尚かつスローになったんですが、あれは何?
物語上全く関係無いどころかそこだけ急にスローになるものだからもの凄く違和感。
まるでタイヤのCMみたいで、「ポテンザ」って雰囲気。
夫婦の脳内映像みたいな空撮もダサかったなぁ。
BBC撮影、『ネイチャー』って雰囲気。
個人的には今作に関しては”無”の鑑賞です。
ダメダメだけど、いい所も、あったような無かったような。
おうおう。
じゃあここで最後に、中二だ中二だと言われてるノーラン関連のタイトルで中二っぽいポエムを作ってみましたので。
いつか話したメメントを覚えているかい?
あの日のインセプションはまだ俺の中に
さあ 行こう プレステージへ
ライジングした俺のマンなオブなスティール
加速したインターステラーを胸に抱いて
ー 俺の名は”ダークナイト”
トランセンデンスな夜が俺達を熱くする。
馬鹿にしてないよ!
好きだからねノーラン。
真打ち登場『インター・ステラー』期待してるからねノーラン。
<あらすじ>
人類の未来のため、意識をもったスーパーコンピューターを研究開発している科学者ウィルは、反テクノロジーを掲げる過激派組織の凶弾に倒れるが、妻のエヴリンによってウィルの脳はスーパーコンピューターにアップロードされる。消滅するはずだったウィルの意識はコンピューターの中で生き続け、やがてネットワークの力によって地球上のあらゆる知識を手に入れ、予想もしない進化を始める。
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