2013/アメリカ 上映時間110分
監督:ダン・スキャロン
製作:コーリー・レイ
製作総指揮:ジョン・ラセター
脚本:ロバート・L・ベアード
ダニエル・ガーソン
キャスト:ビリー・クリスタル(マイク)
ジョン・グッドマン(サリー)
スティーブ・ブシェーミ(ランドール)
ヘレン・ミレン(ハードスクランブル学長)
ピーター・ソーン(スクイシー)
サリーとマイクにまた会えるよろこび
まず何を隠そう、自分にとって一番好きなピクサー作品が前作『モンスターズ・インク』で、もっと言うとオールタイムベスト級に大好きな作品の一つでもあるんですよ。そんな『モンスターズ・インク』の続編が作られると聞いて、正直なところとても不安でございましたが、前日譚と聞いて、そう来たか!!と。しかも大学だって!?俄然見たいじゃないか!!
大学時代のサリーはリーゼントです
この作品のテーマを自分なりの言葉で要約するなら、
"マイクがサリーとの出会いで、自分の持っている資質に気付き、真の役割を見出す”話
「バズが、スペースレンジャーでは無く、おもちゃとしての役割(アンディに遊んでもらうこと)に気付く」という点では、『トイ・ストーリー』も同じテーマではないでしょうか。今年だと『シュガー・ラッシュ』なんかも同じ、”真の自己実現”のお話。着地は違いますけどね。
可愛いギョロ目ちゃんのマイクも、怖がらせ屋になりたいんです。その為に大学の怖がらせ学部に入学するんです。でも、知識は持ち前の勤勉さでカバー出来ても、実技はからっきしなんです。だって、だって、可愛いんだもん!!
でも、サリーとの出会いで、自分の元々持っている能力にマイクが気付き、サリー自身も、自分の能力をマイクは最大限引き出してくれると気付くのです。そう、君がいないと!!
大学での出会いがマイクの人生を変えたってとこに、どうしようもなく自分はグッときてしまいましたよ。
ただ、これはどうかと思うとこも少しありまして、
例えば、マイクを入学させといて「あなたは怖くない。怖がらせ屋にはなれない」って、それはいかがなものか。大学の設定が人間界に忠実な分、そこがほんの少し頭に残ってしまいました。あと、クライマックス近く、湖畔でサリーがマイクにコンプレックスを吐露するシーンはちょっと唐突な印象。タイミングはいいとしても、その前にもコンプレックスを持ってる風な描写があればよりグっときたと思うんですよね。
ただ!!そんなもんはただのやっかみレベルの話です。
ピクサーって時点で一定のクオリティーは保証されてるので、ほんとに安心して観てられましたよ。今でこそ当たり前の様なサリーの毛の表現も、改めてふさふさ、やっぱり凄いよ!!もう文句無しじゃ!!
『モンスターズ・インク』についてはまた後日
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