『ドラゴンボールZ 復活の「F」』
2015/日本 上映時間94分
監督:山室直儀
脚本・原作:鳥山明
美術監督:行信三
色彩設計:堀田哲平
特殊効果:太田直
音楽:住友紀人
主題歌:ももいろクローバーZ「『Z』の誓い」
キャスト:野沢雅子
堀川りょう
古川登志夫
田中真弓 他
70点
”猛烈インフレーション”
これまで「ドラゴンボール」に触れずに生きて来ました。漫画もアニメも読んだことも観たこともありません。ただぼんやりとしたイメージだけが頭にあって、詳しいことは何一つ分からない。周りからの「これは正に”テンカイチブドウカイ”だね」「オッスおら何々」等のドラゴンボールネタには苦笑いで対処してきました。
何故観に行ったのかと聞かれたら、それは一位になったから。
正直そんな理由で全く気乗りせず劇場へ(本当にごめんなさい)。
上映前に抱いていた、お話が理解出来るだろうか、付いていけるだろうか、という心配。
結果取り越し苦労でした。
こんなドラゴンボール弱者でも楽しく鑑賞。
オッス!オラ楽しかった!
いくらドラゴンボール弱者とは言え、もはや一般常識と化した大枠の情報ぐらいは自分だって知っています。
悟空さんにベジータさん。
フリーザさんは悪い奴。緑色したピッコロさん。
なんかウサギみたいなのと、一緒にいる中性的なキャラは知らないけど、悟空さんとベジータさんが勝てないんだから相当強い人達なんだろう。
これでキャラに関する心配オーケー。
所々に挿入される回想で過去作との直接の繋がりもオーケー。
さあ肝心のお話だ。
複雑な話だったら嫌だなぁ。
お?
…お!?
これはあれか??
めちゃくちゃ強い奴と、めちゃくちゃ強い奴が、めちゃくちゃ凄いバトルをする、そういうことかい??
なんたる分かりやすさ。
フリーザさんが強化して”ゴールデンフリーザ”なるものになれば、対する悟空さんは”超サイヤ人ゴッド超サイヤ人”になるという初心者にも分かりやすい倍掛け足し算の親切設計。
これは助かる。
たぶんここに来るまでに猛烈なインフレーションを起こしているんだろうけど、ここがスタートの私にとってはそんなことは気にもならない。
むしろ清々しさすら感じる。
そのめちゃ強い奴とめちゃ強い奴がめちゃ凄いバトルをした果てに地球がバッコーン。
ありゃりゃ、じゃあもう一回巻き戻し!!と『スーパーマン』ばりの禁じ手を使って時間を戻して決着。そう言えばこの巻き戻し、この前の劇場版ドラえもんでもやってたな。
ここからが感想。
初心者にも優しい作りでとても楽しめました。
オッス!オラ楽しかった!
<あらすじ>
鳥山明原作の人気アニメ「ドラゴンボールZ」の劇場版19作目。鳥山が原作やキャラクターデザインのほか初めて脚本も担当し、シリーズ屈指の悪役キャラクターとして人気のフリーザを復活させ、新たに巻き起こる激闘を描いた。破壊神ビルスとの戦いの後、再び平和が訪れた地球にフリーザ軍の生き残りであるソルベとタゴマがドラゴンボールを求めてやってくる。神龍によって願いはかなえられ、よみがえったフリーザは新たな軍団を率いて悟空たちサイヤ人に対して復讐を開始する。劇場版前作「ドラゴンボールZ 神と神」で登場した破壊神ビルスとウイスも引き続き登場し、鳥山のコミック「銀河パトロール ジャコ」の主人公ジャコも参戦している。
映画.comより
0 件のコメント:
コメントを投稿