2013年12月28日土曜日

2013年新作映画ランキング ワースト5




世の中、”最高”があれば”最低”もあるもの。

映画選びで一番注意すべき点、それは地雷を踏まないように気をつけること。
奴らは我々から、無慈悲に時間とお金をぶん取っていき、残ったものは苦い思い出だけ。

今年も沢山の映画を観ました。
その中には、注意はしているつもりでも、悲しいかな何本かの地雷もございます。
思い出すだけで悲しさと後悔が襲ってくる作品達。

てな訳で、2013年新作映画、私のワースト5です。



5位.『R100』




ディテールを取り出せば好きな所も無くは無い。
だがしかし、それを全てぶち壊す浅はかなSM感と言い訳メタ構造。
それをやられたら笑えるもの笑えないよ。


・めくるめく、キネマの思ひ出/『R100


『R100』
2013/日本 上映時間100分
監督・脚本:松本人志
編集:本田吉孝
撮影:田中一成

キャスト:大森南朋
大地真央
寺島しのぶ
片桐はいり
冨永愛 他



4位.『スマイル、アゲイン』




試写で観たのであまり大きな事は言えないんですが、これをお金払って観たと考えたらゾッとしますね。
記号的な表現をただ並べただけの陳腐極まりない映画。
息子を連れ出しての練習でタイミングを図ったように雨が降ってきた時はめまいがしました。


・めくるめく、キネマの思ひ出/『スマイル、アゲイン


『Playing for keeps』
2012/米 上映時間105分
監督:ガブリエル・ムッチーノ
脚本:ロビー・フォックス
撮影:ピーター・メンジース・Jr
音楽:アンドレア・グレア

キャスト:ジェラルド・バトラー
ジェシカ・ビール
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
ユマ・サーマン 他







3位.『人類資金』




このお題目の映画を今の日本で公開する意義はあると思います。
その心意気も買います。

ただ、余りにもクオリティが低過ぎる。

テーマ、設定、役者、全てが作り手の手に余ってます。
スケールはデカいけど中身はスカスカ。
教科書を丸暗記したような説明的な台詞で血の通ったキャラクターに全く見えない。
それを全編誰かしらが喋ってるから眠くなる。

とにかく酷いです。

ラストの長回しは観ているこっちが恥ずかしかった。
広い部屋で引いたカメラ。その中で動くビンセント・ギャロ。予測のつかない動きに何とか合わせるカメラ。ためすぎなギャロ。眉間にしわを寄せて見切れる香取慎吾。
もう止めてあげてー!!

森山未來の演技に免じてワースト3位



『人類資金』
2013/日本 上映時間140分
監督:阪本順治
脚本:福井晴敏
阪本順治
キャスト:佐藤浩市
香取慎吾
森山未來 他



2位.『ガッチャマン』




興行的にもコケたみたいだし、既に色んな人の槍玉に上がっているのでもう言う事もないんですけど、あまりにも酷すぎますよ。
そもそもの事を言いますけど、なぜこれがヒットすると思った。
小一時間問いつめたいですね。


・めくるめく、キネマの思ひ出/『ガッチャマン


『ガッチャマン』
2013/日本 上映時間113分
監督:佐藤東弥
脚本:渡辺雄介

キャスト:松坂桃李
綾野剛
剛力彩芽
濱田龍臣
鈴木亮平 他





1位.『謝罪の王様』




自分史上最低のエンドロールを見せられました。
なぜ映画と全く関係の無いPVを見なければならないのか。
怒りすら込み上げてきます。
愚行です。
映画舐めるな。

そもそもとして、映画自体も全く笑えませんでしたし、劇場でも笑い声は上がってませんでした。
それなのに、映画が終わるとそこかしこで「面白かったねぇ」「よかったねぇ」と言った声が。
え?あなた達は笑いを押し殺していたの?
それとも何かい、阿部サダヲが出て来たらそれだけで面白いのかい?


・めくるめく、キネマの思ひ出/『謝罪の王様


『謝罪の王様』
2013/日本 上映時間128分
監督:水田伸生
脚本:宮藤官九郎
撮影:中山光一
編集:平澤政吾

キャスト:阿部サダヲ
井上真央
竹野内豊




1位.謝罪の王様
2位.ガッチャマン
3位.人類資金
4位.スマイル、アゲイン
5位.R100



5位〜2位はまだ可愛げあっても、『謝罪の王様』はちょっと許せませんね。
そこそこヒットもしてるみたいですし、これはいかんぞ。


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